黄色ニキビの薬の治し方
黄色ニキビといえば、にきびのうちでも炎症が重度
に進行した状態で、すぐにでも治療を開始しないと
ニキビ跡やクレーターが残ってしまいます。
どのような薬が効果があるのでしょうか?
オロナインやテラコートリルみたいな市販薬は
意味があるのでしょうか?
黄色ニキビを治す方法をまとめました。
1日で治すのは難しいようです。
目次(クリックするとスクロールします)
黄色ニキビってどんな状態?
ここで簡単にニキビの状態をおさらいしていきましょう。
ニキビには簡単に4つのタイプに分類できます。
・白ニキビ
まだ初期の状態にニキビで軽症の部類に入ります。
炎症はまだ始まっておらず、アクネ菌もまだ繁殖
していません。この状態であれば、潰しても
クレーターになることはありません。
内部には皮脂が溜まっています。なので皮脂分泌
を抑制する方法や、肌のターンオーバーを
早めて、皮脂が毛穴につまらない対策をすれば
すぐに改善します。
⇒ニキビ赤みは一日で消えない?オロナインやステロイドは悪化する?
コメドプッシャーなどで潰して、中の皮脂を出した
方が早く白ニキビは治ります。
・黒ニキビ
これもまだ軽症の部類で、皮脂が酸化したために
黒ずんで見えます。基本的には白ニキビと同じような
対処方法でOKです。
強いていうなら、美白治療をすると黒ずみが
より早く治るでしょう。
・赤ニキビ
内部では炎症が起きています。アクネ菌が繁殖
していて赤くはれあがっています。この状態では
潰しても膿が出ないです。触ると余計に炎症が
悪化したり、無理に潰すと跡になってしまうので
注意してください。
この状態であればすぐに皮膚科に行って
専門的な治療を受けるべきです。
・黄ニキビ
赤ニキビの状態がさらに悪化して、皮膚表面に
膿がたまった状態です。手で潰すとすぐに中が破けて
膿がでてきますが、跡になって残ってしまうので
絶対にしないでください。
ニキビ自体は思春期になると9割の男女が経験します。
白ニキビや黒ニキビであれば自然です。
しかし、大きい赤ニキビや黄色ニキビが出来るのは
遺伝体質ですので、洗顔や食生活を変えても
効果は全くないでしょう。
大きい炎症性のニキビがどんどんできている場合は
クレーター肌となって、一生取り返しのつかないことに
なりますから気をつけてください。
黄色ニキビに効果がある薬は?
黄色ニキビまで炎症が悪化すると、なかなか効果がある
薬はほとんどありません。かといって、何もしないで
放置していくとクレーターになるリスクが高まります。
市販薬のオロナインや抗生物質の塗り薬であるダラシンや
ゲンタシン軟膏も黄色ニキビの前には焼け石に水でしょう。
⇒ゲンタシン軟膏とニキビ
私のオススメはトレチノインです。
これは黄色ニキビの内部の皮脂をなくして、かさぶたに
する効果があるので、副作用も激しいですが
即効性があります。数日すれば、かさぶたになります。
⇒ニキビ芯が取れない!深い固い黒い痛い場合は?動画や画像は?
⇒ベピオゲルとディフェリンの併用がニキビに一番効く?
⇒ニキビの膿が大量に飛び出す原因は?あごが痛い!芯の出し方は?
もしくは、過酸化ベンゾイルやディフェリンゲルを
地道に数ヶ月ほどぬり続ければ効果はでてきます。
黄色ニキビを治療する上で大事なポイントは
ニキビを治すことだけに注目しても意味がありません。
ニキビを防ぐ治療も併用していくことです。
そのためには、内服薬も使っていく必要があります。
ニキビの原因は
1.皮脂分泌過剰
2.アクネ菌の繁殖
3.アクネ菌に対する体の免疫反応
この3つです。これらは全て遺伝で決まっています。
私の考えるプランとしては
1の皮脂分泌過剰を抗アンドロゲン治療や特殊なサプリ
で抑えていきながら、2のアクネ菌の繁殖を外用薬で
抑えていく併用療法です。
⇒ニキビ赤み改善するには?ビタミンや化粧水で効果があるものは?
⇒ニキビオロナインパックは悪化?塗り方絆創膏ラップあごおでこ鼻は?
特に1の皮脂分泌は体全身が関わっているので
ニキビのある箇所だけに、ちまちま薬を塗っていても
効果はほとんどないでしょう。
なので炎症が強い重症ニキビを治療する際は
必ず、体全身に作用する内服薬を使用しないと
効果が薄いです。間違っても市販の塗り薬だけで
対応しようとしてはいけません。
まとめると、とにかく炎症性の強い黄ニキビができた
場合は、生活習慣を改善することや食生活を改善など
悠長なことは言ってられません。
一刻でもいいから専門的な治療をしないと、皮膚の
コラーゲンが炎症が長引いている過程でどんどん破壊
されていってしまいます。
コツは何か薬を塗って治そうとしてもダメです。
内服薬を用いて全身に効果を及ぼして治療する
ことです。
