アゼライン酸クリームのニキビ効果や副作用は?酒さ治療や赤みは?

私が推奨する医学的に効果があると思う4種類のニキビ治療の塗り薬
のなかで、最後に紹介するのがアゼライン酸(アゼライク酸)です。私自身も、つい
最近知ったばかりでデフェリンとかと比べると日本ではマイナーな薬です。


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このアゼライン酸は日本では保険適用外の薬ですが、欧米のニキビ
ガイドラインでは、レチノイド(トレチノインやアダパレンのこと)
に次いで、第二選択肢として推奨されています。

海外ではすでに30年以上も前からニキビ治療薬として使われてきた
実績があります。このことからも日本のニキビ治療が海外と比べて
どれだけ遅れているかもわかると思います。

クリームと軟膏タイプの2種類があり、私の使ったクリームタイプは
乳白色でした。

アゼライン酸はニキビ治療の他に、育毛、酒さ、肝斑、乳首の黒ずみなどの
のいろいろな治療に使用される不思議な薬です。

アゼライン酸の成分は飽和ジカルボン酸であり、
そもそもこの成分自体、
自然界では穀物や酵母などに含まれているので副作用が非常に少なく、
安全な塗り薬となっています。

ここではまずは育毛の効果に対して説明していきます。

アゼライン酸はAGA(男性型壮年性脱毛症)の原因である
ジヒドロテストステロン(DHT)の生成の根本原因となっている
5αリダクターゼを抑制する効果がある事が知られています。

 

 


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この5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型の2タイプが存在して、アゼライン酸は
Ⅰ型タイプをブロックする成分となっています。どんなタイプの脱毛にも
効果があるというわけではありません。

なので、アゼライン酸クリームを直接頭皮に塗ると
ハゲを予防できるというよりは、
何かの育毛剤の成分にこのアゼライン酸が
配合されているという形がほとんどです。

ポラリスNR08などのミノキシジルにもアザライン酸は含まれています。

ハゲは男性ホルモンが原因です。
この男性ホルモンは、AGAだけでなく、皮脂分泌
にも密接に関わっています。

女性よりも男性の方が皮脂分泌量が数倍多いために、
男性のほうが女性よりもニキビになりやすく、
ハゲにもなりやすいと言われています。

 

 

ハゲもニキビも男性ホルモンと密接に関わっているということですね。

 

 


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さて、次にニキビ治療薬として側面からお話していきます。
効果としては

1.毛穴つまりを改善する。

2.皮脂分泌抑制

3.ニキビの原因となる菌を殺菌する

4.メラニンの生成を抑えて美白作用がある

アゼライン酸の特筆すべき特徴は、ニキビ改善と同時に美白作用もある
ということでしょう。

トレチノインとハイドロキノンの組み合わせも、両方の効果がありますが
塗り始めは副作用で赤みや皮剥けがあります。

そういう意味では、アゼライン酸は副作用なく、ニキビ改善と色素沈着改善
同時に改善できる唯一の塗り薬でしょう。

ちなみに、酸ときくとケミカルピーリングのサリチル酸をイメージされる
方もいらっしゃると思いますが、アゼライン酸のピーリング効果はそれよりも
弱い位置づけになります。

副作用としては、塗るときにピリピリ痛むくらいです。その痛みもすぐに
収まりますし、赤みがでるようなこともありますせん。それに毎日塗り続ける
ことによって、ピリピリがなくなってきます。

日焼による副作用のありませんので、日中にアゼライン酸を塗って外出しても
問題ありません。これも、紫外線によって副作用が出るために日中の使用を
控えるように言われているデフェリン過酸化ベンゾイルトレチノイン
大きな違いです。
ここまで聞くと皆さんは、デフェリンや過酸化ベンゾイルやトレチノインを
止めて、アザライン酸を使おうと思いますが、私はオススメできません。

なぜならこのアゼライン酸は副作用がほとんど無い代わりに、効果も
落ちるからです。そのため重症慢性ニキビのために使うのはやめましょう。

私が考えるのに、軽症ニキビの人が副作用を極力なくしたいから使う、
または、クレーター治療の前に調整用として使うくらいしかないと思います。

クレーター治療の1~2週間前からは、デフェリン、過酸化ベンゾイル、トレチノイン
の使用は多くの病院で禁止されています。なぜなら肌が副作用によって
ダメージを受けるからです。

まとめるとアゼライン酸の特徴は、ニキビ改善と美白作用色素沈着改善の2つを
副作用なく行える唯一の塗り薬ではありますが、重症ニキビ改善のために
使うならばあまり意味はないでしょう。

重症ニキビにはちゃんと内服薬をしっかり飲んで治療しなければいけません。
私のオススメ治療を知りたい方はご一報ください。


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