PDTのニキビ治療効果や口コミや副作用は?
私が今まで受けてきた治療で、絶対にうけなければよかった
という治療法がいくつかある。その一つがPDTである。
このPDT治療は、現在多数のクリニックで行われているが
欧米のニキビガイドラインによれば、全く医学的根拠が無い
治療とされていて、このガイドラインにも掲載されていない。
さて、私がうけた治療法をどのように評価していきたい かだが、
4つの項目で評価したいと思っている。
それは、お金、時間、効果、副作用のリスクである。
この4つの項目を5段階評価したい。(☆マークをつける)
お金とは、治療にかかる費用のこと。 値段が高いほど
☆マークが多くなり、 値段が安いほど☆マークが少なくなる。
時間とはその治療にかかる時間のこと。 ここでは
治療に要する時間ではなく、 病院に通院する回数や
待ち時間なども考慮にいれている。
かかる時間が少なくてすむほど☆マークが少なくなり
かかる時間が多いほど☆マークが多くなる。
効果とはその治療法がどの程度効果があったかである。
もちろん即効性も加味している。 効果が高いほど
☆マークが多い、 効果が低いほど☆マークが少ない。
最後に副作用のリスクとは、その治療を受けたら、
どの程度の確率で副作用が起きるか、
副作用が起きたとしたら、その副作用はどの程度か?
レーザー治療や光線を当てる治療に関しては、
ダウンタイムがどの程度長引くか?
という点も考慮に入れている。
副作用のリスクが高かったり、深刻であればあるほど
☆を多くしている。逆にリスクがほぼ無い場合は
☆を少なくしている。
早速、初めに、私のPDTに対する評価をのせていきたい
①値段 ☆☆☆☆
15~20万くらいはたいていかかってしまう。
②時間 ☆☆☆☆
薬を内服してから、4時間程度待たなければならない。
また、5回程通院する必要がある。
③効果 ☆☆
治療を1クール終了して、確かに一ヶ月はニキビ
は出来づらくなるが、その後は普通にニキビができる。
皮脂抑制効果は治療後2週間で元通り
④副作用 ☆☆☆☆
好転反応に伴い新たなにきびができるので、
クレーターになってしまうリスクがある。
顔の赤みがとれるまで、1週間はかかってしまう。
肌が汚くなる。皮脂分泌がぶり返す。
まずはPDTとは何ぞや?というところから入る。
PDTとは(Photo Dynamic Therapy、フォトダイナミックセラピー)
の略であり日本語訳だと「光線力学療法」にあたる。
一言で言えば、ニキビの原因となる菌を光線でやっつけよう
ということなのである。
この治療に用いるものは以下の二つである。
・アミノレブリン酸(ALA)
・波長635nmにピークを持つオレンジ光
まず、ALAを内服するか、光線を照射する部位に
塗るかどちらかを選ぶ。私が受診したクリニックでは、
内服しかなかった。カプセルの中に白い粉がつまった
物を飲んだ。
ALAは毛穴の中にある皮脂腺の中に集中的に移動し
皮脂腺に到達したALAは、ポルフィリンという物質を作る。
このポルフィリンに先ほどのオレンジ光を当てることにより
活性酸素が発生する。これによって、
皮脂腺の中にいるニキビの原因となる菌が殺菌される。
また、活性酸素は皮脂線の細胞を破壊する効果もあり、
細胞が修復されるまでの間、皮脂分泌が抑制されるので
毛穴のつまりも解消される。
PDTと似たような治療としては、LEDダイオードや
クリアタッチがあげられるが、これらは波長範囲が
400~1000nmの青色の光を照射するものである。
しかし、これらの光は肌の深部まで到達しづらいので
毛穴の奥深くにあるアクネ菌は殺菌することができない。
また、このLEDダイオードやクリアタッチは、アクネ菌
以外のニキビの原因となる菌を
殺菌することはできないのもデメリットである。
その点PDTはニキビの原因となるアクネ菌以外の菌も
殺菌できるので効果的に治療できるのである。
治療手順としては、まずクリニックを受診する。
その後ALAを内服(患部に塗布もある)する。
ALAが皮脂線付近に集まるまで4時間ほど待つ。
その間はなるべく紫外線に当らないようにする。
そして、光線を数分照射して治療終了といった感じである。
なお、2~3週間のペースで3~7回くらい繰り返し
治療するのが理想されている。
以上がPDTの簡単な説明である。
ここから、私がPDTを批判する理由を展開していきたい。
まず、治療に要する時間が非常に長い。
ALAを内服してからは、基本的に日焼けしないように
外出禁止なので4時間ほど待機時間がある。
(実際は、薬を飲んでからは、2時間程度なら外出
は平気であるが、それでも、時間のロスが大きすぎる)
そして、金銭的にもコストパフォーマンス悪い。
先ほども述べたようにPDTは複数回受けないと
いけない。一回あたり、安いところでも3万は
するので、1クールあたりの治療代金は
15~20万ほどかかってしまう。
余談ではあるが、ALAという薬がとても高いらしい。
私の通ったクリニックいわく、ALAという薬は
2万円くらいするらしい。たぶんウソではあると思うが。
また副作用としては、肌の赤みがでる、
以前より油の分泌が増加したように感じられる、
ニキビが増える、色素沈着が引き起こされる
などがあげられる。
このPDTをやった直後から一週間くらいの間
ニキビが増えたり、油の分泌が増えたりするのは
好転反応といい、効果が現れている証拠らしいが
これが非常にやっかいなのである。
新しいニキビができるということはそれだけ
クレーターになる確率が高くなるということだ。
少しならともかく、私の場合、明らかにボコッと
した赤いニキビが数個できた。
また、PDTをした後はどこかで強い日焼けを
したみたいに、肌が赤黒くただれていた。
1週間はダウンタイムが収まる時間としてみておいた
方がよさそうである。
最大の問題点としては、皮脂分泌が抑制される
効果がほぼないということである。
病院側の説明いわく、5回くらいPDTの治療を
受けると、半年間くらいは皮脂分泌が減少し
半年後に皮脂量が8割程度戻ってくるらしい。
つまり半年間は、皮脂分泌抑制効果が
持続するということであったが、真っ赤な大ウソであった。
私の場合、PDTを照射してから確かに1週間くらいは
皮脂分泌が減少したが、2週間くらいしたら
元の元通りになっていた。
いや、皮脂線が破壊されてから復活したせいかその反動で
よけい油の分泌が増えたような気がした。
私は病院の説明を信じて5回PDTをうけたが、
それでも皮脂分泌は2週間くらいしたら元通りに
なった。病院側は、もっと回数をこなすように
言ってきたが、見切りをつけて正解だったなと
今でも強く思う。
病院側いわく、皮脂分泌を継続して抑えたい人は、
定期的にPDTを照射するそうだが、PDTは値段が
一回当り3万もするので、コスパが悪い。
私が最もPDTを批判する理由としては、
この治療をしてから肌がきたなくなった
ということである。
説明によると、PDTは肌にダメージを
与えないそうだが、色素沈着や新たなニキビ
が原因でニキビ跡をつくってしまったことを
考えると、今さらながら治療を受けない方が
よかったと激しく後悔している。
合計5回の治療を受けてみて、2週間後くらいまでは、
ニキビができづらくなったし、皮脂分泌も抑制された。
しかし、その後は皮脂分泌は元の元通りになったし、
ニキビもできた。
そして、好転反応によるニキビで、クレーターが
増えてしまったり、色素沈着が生じてしまい、
肌が汚くなった。
そして、お金を15万ほどムダにした。
もちろん、本当に慢性重症ニキビには効果が
あるかもしれないし、私自身もニキビが減った
ことは事実である。
しかし、その代償があまりにも大きすぎる。
事実半年後には、ニキビが再発したという
他の治療者の声も挙がっている。
少なくとも皮脂分泌抑制効果のためだけだったら
PDTは絶対に受けないほうがよい。意味がない。
PDTは安くない金額なのに、ニキビが時間がたてば
再発するなんて全くもって非効率的な治療法である。
アメリカのニキビ治療においても
事実、PDTは批判されている。
私個人としては、デフェリンゲルでがんばったほうが
コスパもよいし、皮脂抑制効果が長持ちすると思う。
そして、私の紹介する治療のほうが、ニキビを
最短最速で治療するし、ダウンタイムも全く無い。
PDTと値段も変わりない。そして、なによりニキビが
再発することがほぼない。
なので、このサイトを読んでくださっている皆さんは
PDTを受ける前に、金銭的に余裕があれば、私の
紹介する治療法を、余裕がなかったら、デフェリンゲル
を使った方が効率よく治療できるはずだ。
あくまで個人の体質や肌状態によると思うが、
皮脂抑制効果は数週間で終わり、すぐに
元通り、もしくは前よりもひどくなるであろう。
PDTを受ける前にもっとよい選択肢があるはずである。
追記であるが私はPDTを5回受けたことによって慢性的な
色素沈着に悩まれされている。いわゆる、ゴーグルをしている
目に近い部分の皮膚と、レーザー照射をした部分の皮膚の色が
違うということである。
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目の周りだけ白くなって、それ以外の部分は赤ら顔みたいな
感じである。なのでこのPDT治療は本当に詐欺治療である。
