ダラシンtゲル1%のニキビ効果や副作用や使い方は?
保険適用の皮膚科にいくと必ずといって処方されるのが、この
ダラシンtゲル1%です。私もニキビが本格的に出来て初めて
皮膚科に行ったときにこの薬を処方されました。
今思えば、この薬は重症ニキビには全く効果がなく
軽症ニキビの時に使うレベルの薬であることを理解すべき
でした。
この薬がニキビ保険適用治療の中核を担う薬で
あることからも、いかに日本がニキビ治療に遅れをとっているかも
わかると思います。
このダラシンtゲルの主成分は、リンコマイシン系の抗生物質
のクリンダマイシンです。作用効果を一言でいえば、細菌に
含まれているタンパク質が作られることを無くすことで
アクネ菌などニキビの原因となる菌の繁殖を無くすことです。
現在は、ゲルとローションの2タイプがあるようで、ゲルは
そこまでべとつかないので油性肌の人でも使用しやすいと
思います。
ローションはサラサラした感じなので、こちらの方が脂性肌
向きだと思います。
使用方法としては、ニキビができている所にだけ塗るようです。
ゲルの場合は綿棒とか使えば塗りやすいと思います。
朝晩一日2回塗るそうです。
ディフェリンゲルと併用する場合は、まずディフェリンを顔全体
に塗ってから、その後、ダラシンをニキビの部分にだけ
つける感じです。
⇒ディフェリンゲルのニキビ効果は?
個人輸入や通販でも購入できますが、保険適用がされないので
病院に行ってもらったほうが安いと思います。
副作用はほとんどないとは言われていますが、たまに赤みや
乾燥が発生すると言われています。
ちなみに妊娠している女性はこの薬を使わないことが
望ましいと書いてありました。
抗生物質一般に妊娠中の使用は控えるように
言われていますから、
病院の先生と慎重に相談したほうが良いでしょう。
ダラシンの問題点は?
ダラシンは抗生物質の一種であるために、長期間使うと
耐性菌が出現して効果が落ちると言われています。
そのためニキビ治療のために長期間使用するのはあまり
オススメできません。というか重症ニキビにおいては、
このダラシンだけだとあまりに力不足です。
ニキビには3つの原因がありますが、この治療はアクネ菌
などの細菌を殺菌する効果しかありません。
(しかもその効果もかなり弱い)
私自身は、重症ニキビの場合、体の外側と内側同時に
治療していかないと、効果が全くないと思います。
体の内側というのは、食生活や睡眠とかではなく、
ちゃんとした薬や病院での治療のことを指します。
もちろん軽症ニキビの場合は洗顔して、このダラシンを
塗るだけでも十分対処できるとは思いますが。
ニキビができる原因は遺伝や体質と言われています。
ニキビがあるところにこの、ダラシンを塗って治った
としても、次に出てくるニキビを防ぐことができなかったら
効果的なニキビ治療とはいえないはずです。
